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チラシの裏

転んだ

炎天下


死は人生の完成である。


友は過程を重視した。
自分は死こそ完成だと言った。

友は過程のない人生なんて不慮の事故や自殺くらいだといった。
自分はそんなのでも、死ねば完成なんだ。そう思った。

友は不慮の事故や自殺で終わる人生を完成とは見なかった。
自分は例え流産であれそこまで行ったのすら死ねば完成だと思っている。

死は人生の完成である。
死ぬまでの間に完成なんてものはありえない。
途中がいいからといってそれを完成といってしまってはいけない。
それは、途中なのだから。
歌のさびだけを聴いてるような
小説の盛り上がるところだけを見るような
映画の良い所だけを見るような
人生の中の良い所だけを見てそれこそ完成と。

完成した作品がいいものとは限らない。
なんだかんだでグダグダになるかもしれない。
途中が面白かったのに、素晴らしかったのに。
大事なのは全体を通して。
全体を見るには
それより先に進むことのない領域まで行ってからではないだろうか。

自分の作る一本の映画。
主人公は自分。
友が作る1本の映画。
主人公は友。

それぞれの作品が
他人にとっても、自分にとっても
良い作品であるように。
自分が完成するときに
自分は自分でよかったと
心から思える、そんな日を作るために
今を頑張る。
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