詩 フレデリカ
どうか嘆かないで。
世界があなたを許さなくても、私はあなたを許します。
どうか嘆かないで。
あなたが世界を許さなくても、私はあなたを許します。
だから教えてください。
あなたはどうしたら、私を許してくれますか?
Frederica Bernkastel
何が罪か分かりますか。
知恵の実を口にしたからではありません。
何が罪か分かりますか。
蛇の甘言に耳を貸したからではありません。
まだ罪が分かりませんか。
それこそがあなたの罪なのです。
Frederica Bernkastel
今日はちょっぴりいい事があった。
下駄箱の私の靴の中に画鋲が入っていたからだ。
クラスには50人もいるのに、なのに私を選んでくれた。
誰よりも想ってくれる、そんな誰かがいる証拠。
そんなささやかなうれしさを、みんなにも教えたい。
だからみんなの靴にも一粒ずつ。
Frederica Bernkastel
あなたの乾きを癒せない。
真実を欲するあなたがそれを認めないから。
あなたの乾きを癒せない。
あなたの期待する真実が存在しないから。
それでもあなたの渇きを癒したい。
あなたを砂漠に放り出したのは私なのだから。
Frederica Bernkastel
この世でもっとも見つけ難いもの。
砂漠に落した針一本?
この世でもっとも見つけ難いもの。
闇夜に落とした鴉の羽?
この世でもっとも見つけ難いのは。
自分自身の思い違い。
Frederica Bernkastel
タマゴをじっと、温める。
温める熱が愛ならば、生まれる子供はきっと幸せ。
愛がこもって、喜びにあふれる。
タマゴをじっと、温める。
温める熱が怒りなら、生まれる子供はいったい何?
私もタマゴを、温める。
温める熱はガスだから、何のタマゴか興味なし。
Frederica Bernkastel
井の中の蛙は幸せでした。
井戸の外に何も興味がなかったから。
井の中の蛙は幸せでした。
井戸の外で何があっても関係なかったから。
そしてあなたも幸せでした。
井戸の外で何があったか知らなかったから。
Frederica Bernkastel
私が一番不幸だった。
この迷路に出口がないことを知っていたから。
次に彼が不幸だった。
この迷路に出口がないことを知らなかったから。
その他大勢は不幸ではなかった。
自分たちが迷路の中にいることすら知らなかったから。
Frederica Bernkastel
誰が犯人かって?
それを探す物語に決まってるでしょ?
誰が犯人かって?
そもそも「何の」犯人かわかってる?
誰が犯人なの?
これから私を殺す犯人は誰!?
Frederica Bernkastel
私が求めるものは何?
遠い異郷からやって来る騎士かもしれない。
私が求めるものは何?
永遠の沼から這い出せる岸かもしれない。
私が求めるものはたったひとつ。
得るのはキシか、それともシキ(死期)か。
Frederica Bernkastel
砂漠にビーズを落とした少女は泣いた。
少女は百年かけて砂漠を探す。
砂漠でなく海かもしれないと少女は泣いた。
少女は百年かけて海底を探す。
海でなくて山かもしれないと少女は泣いた。
本当に落としたのか、疑うのにあと何年?
Frederica Bernkastel
一度目なら、今度こそはと私も思う。
避けられなかった惨劇に。
二度目なら、またもかと私は呆れる。
避けられなかった惨劇に。
三度目なら、呆れを超えて苦痛となえる。
七度目を数えるとそろそろ喜劇になる。
Frederica Bernkastel
運命に泣かず、挫けることを知らない。
そんな彼女は美しかった。
誰にも媚びず、最後まで1人で戦った。
そんな彼女は気高かった。
彼女は眩しくて、ただただ神々しくて。
私にはそんな彼女が必要だった。
Frederica Bernkastel
井戸の外の世界が知りたくて。
私は井戸の底から這い上がろうとしました。
井戸の外の世界が知りたくて。
何度、滑り落ちても全身を打ち付けても上がり続けました。
でも気づきました。
上がれば上るほどに落ちる時の高さと痛みは増すのです。
外の世界への興味と全身の痛みが同じぐらいになった時、
私は初めて蛙の王さまの言葉の意味がわかりました。
Frederica Bernkastel
どうかこの夜に何があったか教えてください。
それは例えるなら猫を詰めた箱。
どうかこの夜に何があったか教えてください。
箱の中の猫は、生か死かすらもわからない。
どうかあの夜に何があったか教えてください。
箱の中の猫は、死んでいたのです。
Frederica Bernkastel
井戸の外にはどんな世界が?
それは、知るために支払う苦労に見合うもの?
井戸の外のにはどんな世界が?
それは、何度も墜落しても試すほどに魅力的?
井戸の外にはどんな世界が?
それを知ろうとして努力して、落ちる痛みを楽しもう。
その末に至った世界なら、そこはきっと素敵な世界。
たとえそこが井戸の底であったとしても。
井戸の外へ出ようとする決意が、新しい世界への鍵。
出られたって出られなくったって、
きっと新しい世界へ至れる・・・。
誰にだって幸せになる権利がある。
難しいのはその享受。
誰にだって幸せになる権利がある。
難しいのはその履行。
誰にだって幸せになる権利がある。
難しいのはその妥協。
Frederica Bernkastel
だって、これから
もっともっと幸せになるんだもの。
これくらいじゃ、妥協なんてしないんだから。
私たちは、これまでの幸せを全部取り戻すよ。
私は百年分を。
あなたは千年分を、ね。
Frederica bernkastel
天よりパンが降ってきた。
ある者はなぜ肉でないかと大いに嘆いた。
天より肉が降ってきた。
ある者はパンが良かったと大いに嘆いた。
天より神様が降りてきた。
全員が喜ぶ物がわかるまで、当分は水を降らせます。
Frederica Bernkastel
天より雨が降ってきた。
通りすがりの旅人は感謝する。
神よ、予期せぬ天気に感謝します。
お陰で我が旅路は退屈せずに済むのです。
神は応えず見送った。
それでいい。神とサイコロは無口でいい。
Frederica Bernkastel
詩っていいね。
ゲームの中に出てくる詩でも
同じ人間が作った詩であることには変わりないんだからどうでもいいb
内容が良い
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